2022-5/27~29【report】Tour de Kumano(uci2.2)

レースレポート

stage1

result 9位
distance 114km
time 2:33:08

目標
中切れが発生しやすく、先頭有利のコースレイアウトなのでとにかく引っ張られないように立ち回ることを意識した。逃げには積極的に行き、後半もしスプリントになる流れが強い場合は切り替える方針で固めた。

展開
スタートからアタック合戦になり、komなどの思惑から道幅の狭い箇所でハイペースになる。縦一列になったり、集団が割れたりと忙しい展開で落車も非常に多かった。

弱虫ペダルとして入部選手を中心にアタックに行き、チームとして後手を踏むことはなかった。自分もアタックに反応したが、入部選手の動きを見ていると学ぶべき事が多かった。(前を維持したり、アタックに行く回数やタイミングなど)。

逃げに関しては泳がせているような展開になってしまい、集団はスプリンターチームがペースを刻み続けていた。 道幅が細い箇所やインターバルで気が抜けない展開は続いていたが、残り10kmからは常に先頭を維持する事が出来た。しかしこのタイミングで少し脇腹の痛みも出てしまい心配要素は強かったが、残り距離が縮まるにつれてアドレナリンで何も感じなくなった。

そこからは単騎ではあるものの上手く周りを利用して立ち回り、残り1kmを5〜8番手あたりで通過。そこからは他チームの位置が上がりきらない選手に阻まれてしまい、理想の位置まで上げきれない。 そのままなだれ込んでしまい9位でフィニッシュとなった。スプリントとしての順位は良くないものの、新人賞を頂くことができた。

考察
まず逃げに行きたい意志に対して、思ったよりパンチを打つ事が出来なかった。入部選手は何回も先頭で打っていたので、本当に決めたいのであれば見習うべき事は多い。 最後はスプリントに参加したが、9位というのは決して良い順位ではない。あくまで今回の第一ステージの新人賞はラッキー要素が強いと思う。山岳の厳しい第二ステージがどうなるか見てみたい。

stage2

result 41位
distance 104km
time 2:45:05 +6’15

目標
u23ジャージをキープすること。とはいえタイム差はないので自分がリーダーという意識はなく、u23選手を見つつ、体力を温存しながら慎重になる必要があった。

展開
スタートから逃げを狙うアタックが起こるが、力技の苦しい展開ではない。 序盤に大きい逃げが先行する形になってしまい、自分は悩んでしまい乗るのを見送ってしまった。ここにはu23の選手が行っていた事や、総合勢が絡んでなかった事を踏まえると確実に乗るべきであった。

そこからは千枚田峠とペースが上がるものの何とかプロトンで越える。 次は札立峠に向けてペースが上がり、ここでプロトンが分裂した。 自分は全然登れずこの時点でグルペットになってしまった。そこからはフィニッシュを目指してローテしレースを終えた。

考察
確実に判断を誤ってしまった。u23のライバル選手が乗っているのだから、もし吸収されたとしても彼らと戦えばいいだけだったので猛反省している。 仮に逃げたとしても捕まった時にプロトンで貯めていた選手にやられてしまうのでは無いかと考えてしまい、頭の中が固まっていなかった。

次はこういったミスが絶対に無いよう改善していく。

stage3

result DNF

目標
失うものは何もないので出来る限り積極的にレースに参加して、逃げにチャレンジするのが目標。 展開 スタートから松田選手をスプリントポイントに送り込みたいBSがコントロールを入れ、速いペースで進む。

スプリントポイントを超えてから逃げが行くことはわかっていたが、感覚が悪く位置を上げられない。 そのまま入部選手含む数名が先行する形になったが、この時点で自分はプロトンに喰らいつくので必死だった。

ペースが上がっていてキツいタイミングでコース場のパイロンが飛んできて失速し、一瞬集団から離れてしまう。確実に位置取りが悪かったのが原因なのだが、プロトンに戻るのに1周を要してしまった。 そこからは余裕無いままプロトンで走るものの、残り2周でドロップ。そのまま最後で脚切りになってしまった。

考察
今日は終始キツく感覚が悪くダメダメだった。位置を上げる必要がある事は理解しているのに、全く動けなかった。また前に位置しても全く維持できなかった。 今日は何も出来ない、良いところ無しの一日になってしまった。 少し休む必要性を感じているので、焦らず次のレースに向けて計画を立てたい。

総括

tojもそうであったが疲労の色が見えるレースをしてしまった。スプリントステージは位置取りゲームに部分があるので誤魔化すことは出来るが、パフォーマンスを発揮しなければいけないステージでは全く力が出ず苦しいだけであった。

stage1は無難にまとめることが出来たものの、stage2でライバルから遅れ、stage3ではいいところ無しのDNFという右肩下がりの走りをしてしまった。

勿論uciレースとして周りの選手が狙いを定めていることや外国人選手を筆頭に強い事は事実なのだが、それにしても力を発揮できなかったことは理解する必要がある。全く登れていないし、身体の限界値が低いように感じている。

しっかり分析と反省をして今後改善していけると思うと同時に、調子が少しでも悪いとこの程度の走りしかできないのかとネガティブになってしまう時もある。今年は勝負の年であると考えている事も空回りの要因となってるのだろうか。それとも自分の成長曲線は早くも角度を変え始めているのだろうか。そんなことすら考えてしまう、何とも苦いレースになってしまった。

ただ選手である以上、良い時も悪い時も前を向いて”良くなるため”の努力を続けなければならないと思っているし、この時間すら楽しめるように進んでいきたい。まずは全力で休養を得てしっかり身体を休ませ、全日本選手権に向けて再び挑戦していけたらと思う。


応援してくださった皆様、サポートして下さったチームの皆様、3日間ありがとうございました。

photo : kensaku sakai

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