2022-06/05【report】全日本学生TT(オープン)

レースレポート

result 7位(40’42″156) +3’00″122
distance 31.6km
climb 0m

目標

toj、熊野とレースを終え、疲労感もあり回復を取っていた。しかし疲労感とは裏腹に1週間単位は勿論、一か月単位のトレーニングボリュームが大きく低下してしまっている事も懸念していた。 その為このレースに合わせる事はせず、乗り込み(LSD)+TTという一括りで挑む事にした。

その背景と調子が未知数な事もあったので集中して全力を尽くす事にフォーカスし、top5を目標に挑んだ。

展開

コースは至ってシンプルな約15kmを折り返しで30km。前半のヒートに対し、後半になるに連れて風が強くなる傾向があった。 行きが追い風、帰りが向かい風の傾向があるのでペースを落とさずに終盤にどれだけプッシュ出来るかが鍵となった。

自分の場合は前半の追い風でタイムを稼ぐ事と後半に残さなければいけない意志が葛藤してしまい、一定を保ったものの非常に曖昧な走りをしてしまった。克後半はかなりペースが落ちてしまい、全く良いリズムで走れない。 「疲労感が」というよりも全力を尽くせているのに遅い印象を走りながら受けた。 結果は1位に3分の大差をつけられる大敗に終わった。

自分としても良いTTだったとは言えず、競技後は情けない気持ちになった。

考察

上記のようにネガティブ思考に陥ったものの、リザルトを眺めていて反省点が見えてきて「間違いなく出場してよかった」と振り返るようになった。

まず7位という結果は落胆でしかないものの、素直に想定していた部分ではある。(目標を5位に設定していたのも同理由)。 今回はtoj &熊野を終えて回復後のTTとなったが、トレーニングスケジュールの兼ね合いから仕方なく無調整となってしまった。しかしその背景を考慮すると決して”全くダメなパフォーマンスでなかった”という見方も出来るのではないかと振り返る。

勿論優勝タイムに並ぶ走りをしなければいけないのは理解しているが、今のタイミングではこの位だろうと冷静に見ている。 疲労が抜け始め、超回復の兆しがありパフォーマンスが上を向き始めている状態なので次に向けてどれだけ差が生まれるかは自身としても楽しみだ。

また機材面に着目すると、今回はTT用スキンスーツと前輪を用意する事が出来ていなかった点も、全日本選手権に向けてのブースト要素になると考えている。この2つで20秒〜30秒はタイムを稼げる可能性があると見ているからだ。

反省点としてはペーシングに関する事のみが浮き彫りになる。TTはロードレースのように臨機応変というよりは、決まり事に正しく沿う方が上手くいくと振り返る。今回はその日の気候や風を踏まえて、どう走るかの明確な決まり事を作れず出走してしまった。その結果ペーシングに統一性がなくなり後半失速してしまった。今まであまりやらないミスを起こしてしまったが、全日本選手権にむけて反省材料にする事が出来よかった。

苦戦し、自身最大のパフォーマンスは出せなかった今大会。しかし今回は全力を尽くせた事に意味がある(toj富士山ステージのように調子が底の時は身体が全く動かない為)と捉えていて、本番の全日本選手権に向けでは良い形が出来上がるのではないかとポジティブな印象も得ることが出来た。同時にこれじゃ弱すぎると感じているの事実なのでしっかり向き合って次は絶対に挽回していきたい。

photo : asato yuki

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