【report】2021-10/23 全日本選手権ロードレース u23

レースレポート

distance…12.3km x10lap (123km)
up…2324m
time…3h03m
result…17th

目標

ITTと同じく優勝。出走人数が比較的多く、短いレースなので先頭付近で展開する事を前提に考えた。有力選手は最初からどんどん行くと思うので後手を踏まないようにする事が最初のミッション。終盤に向けて展開を考えなければならず、集団スプリントでは勝ち目がない事は理解していた。

展開

スタートから有力候補のアタックが続く、予想通りの展開だった。中でも、松田選手、平井選手(EQA)、山本選手(BS)、留目選手(中央)は特に見れるように位置付けて動いていく。

最初の一時間はひたすら逃げに向けた動きが続き、結果的に6~10人ほどの先頭ではなく1~3人を泳がせる形となった。 こういった組織力が発動しないレースは基本的に不安定で、前との詰め方も一定ではない。アタックがかかりペースが上がるので、吸収するだけでも労力を使う結果となった。

逃げのメンバーがスイッチする事はあったが、基本的には見れる範囲にいたので大きな焦りはなかった。終盤に向けても有力候補勢のアタックには瞬時に反応し、逃すことは一回も無かった。そのまま踏むのに協力して差を生みたかったが、結局それはかなわず。

平井選手を起点とした大きなアタック。ここで決めるべきだった。



終盤に向かうにつれてアタックは続くものの、決定的にはならない、まさしくここからが勝負という場面でまさかの右脇腹の痛みが再発。

5月以降まったく色を出さなかった症状がここで自分を更に追い込んだ。脚はきついし、身体も痛い。無理をしている恐怖心もあるものの、シーズン最後なので辞める訳も無く。 幸いあらゆる手段を使って休めば痛みは軽くなったので、勝負どころの登りの為にも下りは完全にリカバリータイムに専念した。身体を落ち着かせればじわじわ痛みが薄くなる実感があった。

こうして痛いながらも登りは引き続き先頭で対応することが出来た。 最終周回では逃げを全てキャッチしており、一つの集団で勝負が始まることに。

しかし、その瞬間兒島選手がアタックし独走に入る。前の周によるダメージも考慮していた部分もあるので、反応に躊躇い行かせてしまう。ここからはミスを続けてしまい、算段坂の山本含む数人ものがしてしまう。

最後は逃げに対して集団のままスプリントが始まり、17位でフィニッシュした。

camera : 春日部写真店

考察など

端的にレースをまとめると、アタックが続くが決定打にはならず、最終周で判断を誤った(脚が無かった)レースとなった。逃げを狙うメンバーはいつも強力なパンチを打ってくるので選別が難しく、絶対に後手に回れない本レースでは、現状の自分では必要な脚の使い方だったとも言える。

しかし、その強力なアタックから次の動きを一回でも自分で作れたならば、逃げ集団になっていたかもしれない。というより、スプリントは嫌なのにどうやって集団を破壊できるかを深く考えていなかった時点で負けていたように感じる。

1人で独走に出た兒島選手は本当に強かったし、勇気があったと思う。僕はその一瞬で悩んでしまい、レースが終わってしまった。身体は痛むし脚が無かったことも事実だが、それ以上にチャンスを物に出来なかったのは勇気と自信がが無かった。

負けてしまった事実の内容ををまとめると、まだまだ展開を作る経験値が足りてない事(チャレンジしなければ身に付かない)、単純に力不足だった事(焦らず着実に)、フィジカル不足だった事(自分特有の故障)しかないと思う。

力は出し惜しみせず、諦めずに挑んだが、結果を作るには程遠い順位でのフィニッシュとなってしまった。来年はたくさんの反省を持って、本気で勝ちに行きたい。その為に今できる事を着実に進めていこうと思う。

まずは再発してしまった故障を改善方針へ持っていく事から。シリアスになりすぎず、しっかり休もうと思う。

最後に

今回の遠征は特にチームの協力、佐藤GMのサポートを感じて挑むことが出来ました。本当にありがとうございました。結果に繋げられなかったことが個人的に物凄く悔しい想いです。しかし刺激をたくさん受け、強くなりたいという想いが加速する遠征になりました。

重なりますが、今ロードシーズンはこれで最後になります。来年は良い結果を迎えらえるように最大限の努力を続けていきます。まだまだ未熟な私ですが、これからも宜しくお願い致します。

photo: Kensaku sakai / 弱虫ペダルサイクリングチーム

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