villie morgon
Category 1.2.3.j
Distance 116km
Up 1700m↑
Results 27eme
コース
一周6kmを20周のレース。スタート直後1kmの上り(7~8%)、向かい風平坦、きつく曲がって長い追い風区間、狭い街中の下り、アップダウンで一周のバランスの取れたコース。激しい横風、激坂はなし。
展開
ホームコースなだけあってvilliefrancheが3分の1を占める割合。主力選手が殆ど参加していたのでvilliefrancheが作る逃げに乗る事を狙ってスタート。しかしスタート直後からアタックのスプリントの応酬が始まる。アタックに参加する余裕こそなかったものの、アタック自体は少人数が飛び出ては引き戻されるを繰り返す。
その後も繰り返し結果的にアタックは決まってしまったが、自分が最も注意していたsten van guchtが集団にいたので落ち着いて様子を見る事に。
追走をかける動きも活発だった為反応にはしっかり脚を使ってプロトン前方を抑える。しかし反応した直後にまさかのsten van guchtが単独ブリッジアタック。これが誤算で自分含め誰も反応出来ないスピードだった。常に後ろをマークしていれば付けたかもしれなかったがあまりにも後ろにいたので逃げているvilliefrancheに合流しない作戦なのかと考え始めていた時だった。
これは非常にまずい展開で先頭に強いvilliefrancheが揃ってしまう事になる。追走のアタックにはしっかり乗る姿勢を見せ追うものの縮まる事は無い。ここから追走のアタックがサバイバルになっていく事になる。
一回アタック反応後のカウンターに対して前の選手につっかえて反応が遅れる。しかしその追走は明らかに強いメンバーが乗っていたので上り始めで単独アタック。本気で踏み上り終わりで追いつく事に成功。これに乗れなかった集団はここでドンドン離されていく事に。
【比較的序盤に作られた追走集団】
先頭を追うために基本的にローテーションを回していく。人数は15~20人程。
しかし次の周の上り始めでまさかのチェーン落ち。それもフレームに挟まるチェーン落ちをさせてしまう。すぐに下りてチェーンを戻し、冷静だったおかげで20秒以下のロスで済んだ。幸いにもアタックは掛かっていなかったので再度全力で踏み上り終わりで合流。
2回もミス等で無駄足の応酬となってしまったが身体の反応は良く、しっかりパワーもでている印象。極端な疲労感もなくここまでは「まだ良い」展開であった。
しかしここからは大きなミスを繰り返してしまう。次の周から選手が単騎、単騎でアタックしていく展開になる。残りは50km程で、アタックしては自分達のいるプロトンに捕まるを繰り返していたので、冷静に様子を見て身体の回復に努めた。
しかしたまに単独アタックが決まりプロトンに戻ってこない選手がいることに注目出来ていなかった。プロトンのペースは比較的に良かったので大きく力を使わなくとも何とかなると甘えが出てしまった部分もあったと思う。
次の周の上りでalexがアタック。そして次の周でlucasともう一人がアタック。これらに反応すれば問題は最低限だったと思う。しかし僕は見送ってしまった。勿論勢いも良かったが、大きな理由なく躊躇してしまった。
一番やってはいけない「特に理由がない選択」をしてしまった。
終いには追い付きの問題で周回数が一周減に。しかしホームストレートでカウントが1になっていたもののプロトンの選手が2と声を掛け合っている状態。鐘も鳴らされていなかったので、後ろからくる先頭の為の1周だと判断したが、上記の通りまさかの1周減のフィニッシュ。うまくスプリントにもならず27位(−1lap)でフィニッシュ。
【やってしまった。取り残され集団】
総評
前回のdomsure等に比べてとにかく動きが悪かった。無駄足も多く、逃げはおろか最終便も逃す。スプリントも出来ず−1lap。とにかく動く身体に対して何も上手くいかなかった。
半分地点までは出来るだけ冷静に対処し、新たな展開に加わる動きが出来ていたと思う。しかし終盤の動きが全くダメで本当に悔やんでいる。今までは身体が限界で千切れたりだったが、今回は明らかな躊躇によって可能性を捨ててしまった。
残り50kmを2~3人で行く勇気が無かったのかもしれないが、人数が少ない事やサバイバルになりつつある展開を考えると行くしかなかった。
そもそも身体が良く動くなら先頭の逃げに加われていない事が第一の問題だと思う。タイミング、強度何を取っても簡単なものではないが、決して不可能ではないことだと思う。その目標を失敗し、後のフォローで失敗しているようではカテ1でtop10は獲れない。もっと冷静に頭を回して、行くところは本気で、スパスパと判断していく能力が求めらていると思った。これだけは特に繰り返さないようにしたい。
prix de veauche
Category 2.3.j
Distance 81km
Up 100m↑
Results 10~15eme(?)
コース
完全フラットな3.4km×24のレース。カテ2なので非常に強い選手こそいないがニュージーランドジュニアナショナルが5人程参加。
展開
レースは常に逃げを作る動きが活発で油断できない状況。3月に出場したfeurs(似たようなレイアウト)では一週目の逃げがそのまま決まったので、それを考慮して逃げには進んで反応していく。
しかし今回は決定的に決まる事はなく、決まりそうで決まらないという表現が正しい逃げが連発する。位置やアタック後のシャッフルによって反応出来ないアタックもあったが、ここまで決定打はない。決して脚が休められる展開では無く、前日の疲労も相まって余裕はなかったが、後ろに下がる事はない。展開で引き戻されても中盤より後ろにはいかないようにした。
残り5周程で自分が乗った逃げのカウンターで行った6人がじわじわ離れ、一旦決まる。これにはフロリアンが乗っていた。まさに上記に当てはまる反応が遅れたアタックで、焦りがあった。
集団最前方5番目以内を固め周回を消費。逃げにはじわじわ縮まるが、逃げの勢いが思ったよりも良い。
残り2周でもある程度離れている。自分は距離と勢いを考えても勝ち逃げになる可能性が大きいと判断。しかもそれに加え残り1周半でプロトンの勢いが止まり、牽制状態のようになった。
自分は3番手を走っていたので前二人がペダリングを止め押しだされる形で前へ。止まったプロトンに対し少し距離が空いたのでアタックして単独ブリッジ開始。プロトンも追う動きはなく、横に広がっていたので全力で前を追いかけた。
全力でTTを開始し残り一周、目で捉えられるところまで来る。残り半周であともう少しというところ。前もペースアップをするので苦しかったが残り700m程で合流に成功。
しかし後ろから猛烈にペースアップしたプロトンが来る。最終盤にペースアップがあったようでスピード差がありそのまま吸収。全力のブリッジだったので余裕は無いが、そのままスプリントに切り替える。しかし再度付いた位置が完璧とは言えず、前に引っ掛かかる形で良いスプリントは出来なかった。数人抜いて10~15位。
総評
最後の判断が非常に難しかった。カテ2なので集団を仕事として牽く選手がいない以上、焦りが強く出てしまった。結果論としては先頭にチームメイトが乗っているし、集団前方待機が正解だったと思う。最後は牽制になりがちで、ペースアップを考慮しても逃げとの距離があると考えたが誤算だった。
そろそろ本格的に勝ちたいという焦りが耐えきれなかった。狙いを決め、単独ブリッジが成功したまでは良かったのかもしれないが、その選択が正しいかどうかという結果になった。
また、結果的にまたギャンブルに走ってしまったとも取れる。逃げが本当の最終局面で捕まる事は考えられなかった。僕の単独ブリッジですら追ってこなかったので脚が無いものだと考えてしまった部分もあったと思う。
そして何よりも考える必要があるのは最終局面の逃げに乗れなかったこと。具体的には①アタックに反応する。②決まらない(追ってくる選手で一列棒状)③空いたサイドから他選手アタック④1でアタックした選手が邪魔で反応が遅れる
というかなり初歩的なミスで乗る事が出来なかった。
最終局面な事を考えると、空いたサイドからカウンターを仕掛けるのは僕でも良かったと思う。埋もれるくらいなら足を使って最前線、上手くいけば自分から逃げを作る方がリスクが少ないと思った。脚と身体はしっかり動いている。次こそ勝ちたい。
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