2019-06/08【report】Circuit des Monts du Livradois

レースレポート

Distance 130km

Result 67eme

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山岳がメインになるエリートナショナルレース。中でも約50km地点に一番大きな山岳(7~8km)を挟み、最後の周回は残り3kmの平坦を除き上りと下りのレイアウト。これを3周する。

また今回気温が30度を超え、全選手暑さに苦しむレースになった。

今日の自分のオーダーは50km地点の山岳を先頭で入り、危険な動きをチェックすること。

今回はスタートから前にはいかず、落ち着いて集団中盤で様子を見た。逃げが先行する事もあったが、ペースが決定的に落ちない集団に対して逃げ切りはあり得ない様子だった。

非常に暑く、比較的平穏な序盤から水分、カロリーの補給を徹底した。特に水分は一時間にボトル2本ペースで消耗した。

35km地点から動き始め、隙を見て集団の先頭に一気にジャンプアップし、位置を固める。beaujolaisとbourgが先頭を固めていたが、valentin Jと共に動き常に15番手以内に位置し続けた。
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【先頭キープは大変だが、可能になってきた】


峠が始まるとBourgが組織的にアタック(アシスト選手を揃えてアタック)し、ペースが一気に上がる。自分は位置を少しずつ落としながらにはなったが、先頭集団の最後尾(5人と共に頂上ではホンの少しギャップがあったが)で超え、先頭に残ることが出来た。
人数は大きく減ったが、そのあとで大きな集団が後ろから合流したので振り出しに戻った形になった。

そこからの少しの平坦で一気に補給し次に備える動きを取ったが、この辺りから段々と身体が動かなく(恐らく暑さによる影響)なった実感があった。

そのまま周回に入り、何とかプロトンでレース進めた。しかし周回内の山岳(約4~5km)においてgpmまで残り1km地点でドロップしてしまった。(レースとしては90~95km地点)

そのあとは同じくその山岳後半で遅れた10人ほどのグルペットで走り、抜け出しもあったものの(精一杯で反応する余裕は皆無だったが)3人でフィニッシュした。
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【一人、一人と千切れていった。まだエリートナショナルの強度に対して能力の不足を感じる】


総評としては、今回のエリートナショナルも出し惜しみせず力を出しきれたと思う。
良かった点は今までと違い、他チームの動きを完璧に見れる先頭に位置し続けられた事、最初の勝負所の山岳で耐えた事、水分補給を怠らなかった事(ボドルは計6本飲んだ)、当たり前だが最後まで諦めなかった事。心拍数は良く上がっていたし、人数が絞られた山岳のアタックに耐えた事から休養後の調子は良くなっていると言えると思う。

悪かった点は周回に入ってドロップしたことに尽きる。これは明らかな力不足で、やはり後半のアタックやペースアップに対応する身体のタフさ不足を感じる。大きなミス(補給、メカ、ポジショニング)は無かったと言えるので確実に能力の差だと言える。少しずつでも改善していきたい。しかし確実に少しずつ良くなっている。

今回はフランスに来てから初の非常に気温が高いレースになった。後半明らかに熱にやられた(ちかちかする、身体が支えにくくフラつく)が、しっかり順応して次回は良くしていきたい。強い選手はマネジメント含めどんな気候でも強い(今回勝ったのは寒かったtour de montlconの山岳賞の選手)ので、その意味も込めて身体を強くしていく事を目標にする。

暑さ、アタックの激しさから改めて「地獄のようなスポーツ」だと感じたレースにもなりました。日本人向けに分かりやすく書くなら、灼熱の中ヒルクライムレースを一本終えてからインターバル無しであと5回同じ強度で勝負しましょう😊っていうスポーツです。恐ろしいレベルのタフさがエリートナショナルでは求められています。このレベルで勝てる選手がプロになるのも頷けます。

しかしそのレベル(勝っている選手のレベル)が分かってきたし、そういう意味では目標値が明確に定まってきているので、目標に対してどう近づいていくかになってきていると思います。ただ挑戦して完走しました。の世界では無く、ステップを踏んでいる感覚があります。引き続き「カテ2は優勝」「カテ1はtop15」「エリナショはtop30」を目標に頑張っていきます。
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