Elite national
146km
1986m↑
Results ? 完走
コース
今までのエリートナショナルに比べて2~3kmの峠がいくつも設定される。序盤の30kmのみ細かいアップダウンがあるものの平坦基調、そこから最初のgpm(3~4km)が始まり、アップダウン、次のgpm(約3km)、アップダウン…と連続する形。90km地点に壁(20%/5、600m)、フィニッシュ前最後の峠が130km地点(平均的に9%/4km)があり、非常にテクニカルな下りを終えて6kmアップダウンをこなしてフィニッシュ。
展開
自分の仕事は逃げへの対応。エースはalex,valentin j, tom。最初のgpmまでの間のアタックの対応をhugoと行うというもの。
ローリングの間に先頭に出てレーススタート。開幕のアタックからしっかり反応していく。追い風基調だったのでスピードが乗り、縦に延びていく。エリートナショナルは毎回そうだが、逃げが決まるのに非常に時間がかかる。うまく立ち回りカウンターアタックにも最小限の力で反応。
Hugoは良くないようで、早々のリタイアとなった。一人しか反応出来ない状態になるが、気合いを入れて殆どすべてに反応。
少し離れる場面もあったが、逃げに組み込みたい有力チームが多く引き戻される。
20kmを過ぎ、登りに入っていくと更に激化。ここで自分は一旦力尽きてしまいこの後の逃げには乗れず。
その後の追走の動きも非常に活発で少し回復した自分とvalentin jで対応していく。強いメンバーの追走が決定的な動きを見せたものの、プロトンは強く吸収へ。
その流れのまま最初のgpmへ入り、自分は1.5km程でドロップ。先頭でアタックに何回も反応していたのに加え、それから休む時間を取れなかった為いっぱいいっぱいになってしまった。
しかし上記の為にハイペースペースだった為ドロップする選手は多く、千切れてからもペースは崩さずgpmを通過。8人程で追走を組み、次のgpmの中盤で復帰した。そこからは出来るだけ身体を休めるように努める。
Alexが補給食不足でチームカーを呼ぼうとしていたので渡して少し前まで引き戻す事も成功。
しかし80km地点、たまに起きてしまう右脇腹の神経痛が発生。強度が高い場面になると呼吸が苦しく(痛く)なってしまう。身体は全体的に良く動いていて、最初のgpm以外にオールアウト強度は無かったものの、これにより痛みに耐える時間が始まる。
登りは全力で耐えて、下りで身体を伸ばし回復させた。深呼吸をしたり、右脇腹付近を広げるように身体を伸ばすと多少楽になるので誤魔化しながら進めた。
そして90km地点の激坂。aixがアシストをオールアウトまで使ってアタックしたためスプリント強度になったがしっかり耐えた。激坂にやられる事が多かったのでアウターでもがき切れたのは自信になった。
越えてからも休めず一列でレースが進む。幸いにもここでは激しい痛みは出なかった。
ここからcr4cのペースメイクにチェンジし、峠こそ振り落としにかける為速いが、他は無難についていけるものに。
平坦区間は追い風で一列70km/hとなったり、油断は出来ないものだったが脇腹を回復させる時間も取ることが出来た。
常に痛み、レースを進めるというよりも耐えるという表現が正しい形にはなったものの、最後のgpmまで到達。前目で侵入し登るもの、速さは勿論脇腹の痛みもありドロップ。
テクニカルな下りを終えてフィニッシュまで6km力を抜かずに走った。
【恐らく横隔膜が原因。dan martinやGeorge Bennettと同じ症状(軽いものだとは思うが)ダとおもう】
総評
自分の序盤の動きはしっかりvalentin jやalexが評価してくれた。結果的には逃げに乗れなかったが、展開的に一人で対応したこと/手応えのある逃げに乗れた事は良かった。
何よりもくっつくので精一杯なエリートナショナルの先頭で動けるようになったのは少なくとも成長の証だと思う。
また、ドロップした後もナーバスにならず対応出来たと思う。アタック合戦の為に一時的に消耗しただけだと自覚があったので、回復してからは集団に合流出来る力があった。
脇腹の痛みはショックだが未だに症状が出るタイミングが掴めない。去年の全日本辺りから発生し、頻度はかなり減ったものの、たまに発症してしまう。一環して言えるのは高強度が続いたとき(勿論オールアウトを繰り返しても発症しない時はしない)。
今回は水分補給量/食事の時間なども特に問題はなかった。
これがなければもっと行けたのではないか というのが正直な感想で、これまでもシチュエーションをメモして考察してみたが対策をもう少し煮詰めていきたい。
今までのエリートナショナルの中でも強いチームが多く、コースも厳しく、平均40km/h越えであったが前より確実に余裕は生まれていた。
別府さんからのアドバイスで「狙うレース」と「強くなる為のレース(動きやチームの仕事)」をしっかり決め手挑むと良い と言われ、やってみたら前よりうまくいったと思う。
まだまだ完璧でなく、どうせドロップするなら最後アシストが出来れば良かったと思う(ジュリアン監督からのアドバイス)ので、次回はもっと良くしていきたい。
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