2018-05/27【report】Tour du pays de vaud🇨🇭 stage4

レースレポート

 113km 結果…25位

ステージ4はアップダウンを繰り返すものの大きな峠は無く、細かい峠が続く。ラスト20kmは下り基調なコース。
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目標は今日こそ20位以内。

朝ごはんの時にオランダチームに逃げが決まると思うか?と聞いてみたが全員口を揃えてNO。
デンマークのコントロールで集団スプリントになると言われた。
自分よりも長くヨーロッパのレースを走っている選手が言っていることなので信憑性は高い。

スタート地点では雨が降り寒い為spoitfulの長袖インナーとnorainアームウォーマー、vevotozeとハイドロオイルを脚に塗り出走。
空気圧は0.5下げた。


レースが始まりしばらくすると総合トップのデンマークが完全にコントロールする中、序盤の逃げに小野寺選手がに乗る。
この動きにより自分は集団前方~中程で待機することが出来たので脚を貯めることができた。しかし追走選手が増え、デンマークが吸収。

雨で路面が濡れていて下りが滑った。
ズルズルと膨らむ感覚をこの日も体験した。
今回は登りの位置取りを改善し前の方にいられたが平坦の完全スローのヘアピンでスイスの選手が滑って落車。同じラインを取っていた自分も転んでしまった。スピードは出ていなかったのでダメージ全く無かったが位置を一番後ろに戻してしまった。

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【雨が降り滑る路面。それでもイタリアよりマシだとか。】


このあと道がある程度細くなるので集団の真ん中をすり抜けるように位置をあげたが、真ん中でとどまってしまった。

そのままアップダウンをこなし、一時的に広い道路に出るとオランダと数人が逃げているのを集団前方で見る。
ドイツとイタリアの選手が乗りたそうな雰囲気を出していたのでブリッジを試みてアタックし、4~5人の追走を作ったがデンマークに吸収された。前の逃げも後に吸収。

90km地点前の街の急勾配でペースが一気に上がり、遅れた選手はパスしたが先頭と登り終わりで距離が少し空き、10人程の遅れ集団になった。このあとは狭い横風のある平坦区間だが、自分の集団が何故か牽制気味だったので追い付くと判断して自分がペースアップ(アタック)する。グリーンジャージの選手と数人しかついてこないが先頭に追い付く事が出来残り20kmに備えることが出来た。ここで判断を間違えて他力本願にしていたら横風があったので追い付かなかったかもしれなかった。

残り10kmは常に先頭で走り続ける。両サイドから位置を上げたい選手が上がってくるが、真ん中のデンマーク、ドイツ、オランダに比べて先頭を牽ける選手がいないため後退していく。
それでは無駄足になってしまうので残り2kmまではドイツとデンマークの後ろに位置付けていた。この2チームの隊列は崩れないことは分かっていたのでその位置を譲らないように走り、勇気と気合いで突っ込んでいく。残り2kmで小野寺選手と連携して最終コーナーを7番手程で曲がる。
早掛けした選手によってペースが一気にスプリントになり、自分も反応して全力でもがいたが徐々に遅れて25位だった。最後は斜度が少し緩くなったユイの壁のようなレイアウトで残り150mで本当に厳しくなったが気持ちで負けずもがききれたのはよかった。目標の20位以内には届かなかったが、確かな手応えはあり、一位を取れなかった悔しさを海外で初めて体験した。
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【レース後のバイク】


今までは完走出来たとかそういったレベルであったが、他選手とコミュニケーションを取った上で状況を判断し先頭で争えたのは自分の中では成長と感じた。

今回の遠征を通してコミュニケーションの大切さを一番学ぶことが出来た。
他選手と話すことは集団で走る事、展開を読む事においてもすべてにおいてプラスになる。友達になるのは楽しいし、彼らから得るものが大きかった。
イタリアの監督やバイクで先導してくれる方なども挨拶をすれば笑顔で返してくれるし、パンクで遅れた第2ステージの時に道を先導して頂いた方にお礼を言ってから、TTの試走の時にあちらからピースサインを頂いたときは嬉しさを感じた。
知らない人であっても、言語がわからない人であっても勇気を持って話しかけること、会話をすることが本当に大切だ。
相手は理解しようとしてくれるし親切だったのがとても印象的だった。
今後も色々な人との関わりを大切にしたい。

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