Stage1
84km
1300m↑
28eme
コース
坦々と峠の登りと下りが繰り返されるコース。中間地点に20%(500~800m)があり、そこからも休めず登るので重要なポイントになった。
展開
今回は心拍がよく上がってしまい、アタック合戦にあまり余裕が持てなかった。ペースアップもされる側で、ポジションを落とさないように付くので精一杯になってしまった。
序盤の逃げに行かなくても良いと判断し、15km程消化したところで吸収。このカウンターが非常に重要だったが、上がった心拍からもう一段階踏み通す勇気がなく(判断が出来ず)乗れなかった。チームとしてはcyrilが乗ったが、それは結果論に過ぎず、自分としては乗ることが出来なかった。
結果的にこの逃げが終盤まで1分15秒差を保ちでフィニッシュまで行くことになった。
ブリッジもあったようだが、今回は完全に見逃してしまっていた。下りの恐怖心が少なからずあって番手を少しずつ下げてしまっだのが原因だと思う。(先頭が見れていない時間が少なからずあった。)
プロトンは激坂区間で30人ほどまで減り、そのポイントは難なくこなせたが、後の峠では苦しむ事となった。コンディションによるものなのか余裕はなく、ただひたすらドロップしないように全力を尽くす形となった。(cantalinne以降心拍の上がりが極端に悪かったので、最悪の感覚ではない。)
コースをプロトンで終え、スプリントへ。20%(250m)の坂を越えてから250mでフィニッシュのレイアウトで、8番手程でフィニッシュ。
総評
短いステージレース(特にカテ2)では、逃げで総合が決まる、つまり逃げが決まるという事は痛いほどわかっていたが、結果的に乗れなかった。最後まで行った逃げ作ったをカウンターアタックを捉えられる範囲に居ただけに、大きなミスだった。冷静に振り替えれば行かないという選択肢が無いとわかるが、心のどこかで苦しい選択肢を避けてしまっていたと思う。
特別ジャージにも引っ掛からず、総合も遅れを取り、ステージとしてもプロトンフィニッシュと良いところ無しな一日目になってしまった。
しかし余裕があってただミスしたと言うよりも全力で耐えた形だったので力不足(コンディション不足?)は現実だったと思う。
Stage2
Individual Time tririg
12,4km
240m↑
10eme +57s
コース
全体的に直線的で踏み続けられる区間が無い難しいコース。
まとめると登りが半分、下りは斜度もきつくテクニカル、踏み続けられる区間は少ない。
前半が登り(max13%/av5%)、多少の平坦を終えて、テクニカルな下りを終え、また約1km登って下り、緩いアップダウンを経てフィニッシュする。
展開
序盤は172bpm前後と抑え気味で入り、後半挽回する作戦にした。しっかり登りで踏まないと良いタイムは望めないが、重量のあるttバイクなので出し切って後半ズブズブにならないように気を付けた。アドバンテージがあるのは後半のごくわずかな踏める下り区間と平坦なので、そこでのスピード差に懸けた。
登りは正直入りこそ良かったものの、終わりが近づき心拍を上げてきたところで少し失速したように感じた。そこでタイムを失った実感がある。
平坦/下りは大きなミスもなかったし踏める時だけしっかり踏んで、こちらはタイムを奪えたと思う。
二回目の登りは良いペースを刻んだが、そのあとの登り返しからの1~2%区間がスピードに乗せられなかった。(スカスカ気味)
そのあとは下りもしっかり終えて、前を一人抜き、緩いアップダウンを踏み続けてフィニッシュした。
総評
決して悪いリザルトでは無いが、本心はガッカリ。暫定で3位だったのでステージ優勝は望めず、嬉しい感情はなかった。
あと1秒速ければ2つ順位が上がっていたし、2秒遅ければ2つ下げていた。
+57sというのも大きな数字で、簡単には覆せなかったと思う。2位以下に対しては約20秒差でこちらはやり方次第では手が届いた可能性はあったと思う。
レイアウト的に悩む時間が多く、googleでの下見、実際の下見、試走を行った上で
TTバイク、軽量前輪/ディスク後輪 という決断を下した。殆どが登りなので、せめて普通のホイールorロードバイクという選択をしていた選手が多かったが選択は間違ってなかったと思う。実力で付いた57秒なので、能力を上げてしっかり縮めて行きたい。
Stage3
104km
1449m↑
Pelotonの3位 = 25eme?)
コース
前日と同じく登りと下りのコース。前日よりも全体的に斜度が優しく、長いイメージ。
自分が初めて経験したgp st etienneのコースとほぼ同じ。
展開
スタートしてからいきなり登る形だが、あまり脚は良く動いてくれず、アタック合戦に参加する形にはならなかった。見えている範囲でポジションダウンに気をつけて走る形。
マイヨヴェールを取得してるcyrilのアシストが序盤の肝だったが、充分な働きはできなかった。
最初のgpm前での逃げにcyrilが乗ってたのを確認したので、そのまま維持を続けた。
序盤は余裕が少なく、前方気味で維持が関の山だった。
そこからプロトンは大きくペースを下げなかったものの1分差が続く。ブリッジが何度かあり、結果的に先頭に合流したブリッジが3つあった。
一つ目は5人ほどが勢い良くアタックし、すぐさま離れていったブリッジ。これは絶対に乗れない位置ではなかったので前日に続くミスだったと思う。最初の逃げは難しい部分があったが、こちらに関しては反省する必要がある。
位置関係としても少し離れてしまったと思うが、単独でも追いかけて乗るべきだった。
二回目は最前線でブリッジに乗った後のカウンター。ブリッジに乗り、良い形だったが先行し続けるのは難しく、落ち着いた瞬間にブリッジを作ろうとした選手がアタック。
一人で飛び出したので見送ってしまったが、これがとんだミスだった。
彼は結果的に先頭に合流し、自分達はズブズブへ。
三回目はチームメイトhugoを含む二人ブリッジ。hugoが良いスピードで飛び出したので、そのときはしっかりアタックのフォローに回った。結果的にhugoが先頭に合流したので、最後までアタックのフォロー役となってしまった。
終盤足はしっかり動いていて、ブリッジの動きはほぼ全反応したが、決まることはなくレースが進んだ。
残り10kmでアタックに反応したら8人ほどでプロトンから離れたのでそのまま進んだ。スプリントは3番手でフィニッシュ。
総評
正直今日は逃げが決まりにくいと思ってスタートしてしまった。今までの傾向もそうだし、コースも厳しく、なによりマイヨジョーヌのcorentinを含む強い選手が逃げに乗ってなかったので慎重になってしまったところはあると思う。
しかしそこまでは悪い事ではなく、何よりも改善しなければならないのはブリッジに反応出来なかった事。個人としてもチームの仕事としても反応する事はプラスだし、その一瞬で動けなければまた繰り返すと思い知った。
結局マイヨジョーヌは力尽き、他人じゃなくて自分がどうするか(勿論sisteronのように特攻的な逃げになってしまった可能性もあったが)だと思った。
一日目に逃げに乗れず、2日目も逃す。慎重になりすぎた部分も確かにあったし、全力を尽くして反応する部分を何度も逃してしまった実感がある。結局レースはプロトンフィニッシュ×2、TTは10位と良いところ無しで終わってしまった..。
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