こんにちは。香山です。
tojが開催されている裏側で、自分はチームメイトと共に御嶽山に籠りトレーニングキャンプをさせていただいていました!
ここ最近はtojに出られなかった事は勿論、直前のツールド熊野でもいい走りが出来ず正直に落ち込んでいました。続く御嶽TT、HCでも全くと言っていいほど結果が振るわず、中でもTTは得意種目として認識していたので、去年の全日本TTと重なって見えて酷く落ち込んでいました。
でも落ち込んでいる内に、ふと「何故こんなに落ち込んでいるんだろう」と思う瞬間があり、直前のツールド熊野もそれまでのレースも。今年の取り組みも。去年の取り組みも。
振り返れば振り返る程、本当に全力で努力したのか という疑問ばかりが溢れてきました。
果たして本当に調子が悪いだけなのか。それだったらリフレッシュした冬を越せば数字も帰ってくる筈。もはやシマノレーシングに加入してから満足に走れていないのは調子云々ではなく、自分の取り組み方が間違っていて強くなっていない、寧ろ弱くなっている…素直にそう感じました。
年を追うごとに自分にはおそらく特出した才能は無いだろうと感じる事もあります。しかし、フランスで武者修行して、弱虫ペダルサイクリングチームに鍛えていただいて、シマノレーシングに迎えていただいて。国内プロになるまでは自分が納得出来る取り組み、努力はしてきたつもりでした。怪我や不調あれど、諦めずにやってきたと思います。
でもそんな気持ちの驕りか、振り返ってみると近年死力を尽くす様な取り組みは出来ていなかった様に感じます。
・単純にトレーニングが足りていない。
・自分が組むトレーニングの質が低い。
・目標に対して重要な取り組みでない。
・食事に関しても周りに影響されるのみで、自分の体質を考えて自主的に取り組んでるとは言い難い。
・ポジションや身体の使い方も、自分が意識していた事は何処へ?という状態。
・自分は何が得意で何が苦手で、どういった方法で結果を残すか。そういった狙いがない
ここ最近は周りの意見に流されるだけでアドバイスを上手に取捨選択出来ず、自信を喪失していたように感じます。
スポーツにおいて自分の軸が無くなってしまうような状態が続くのであれば、それはもう選手としては難しいとも改めて感じました。
御嶽山の広大な土地で乗り込んでいると、まずは自分比で構わないから上手くいった方法や手段を振り返り、今まで学んできたやり方に自信を持って取り組んでいくしかない。と思う瞬間が何回もありました。
同時にそれ遂行した上でプラスしてアドバイスを取り入れ、納得してアップデートしていかないと迷いが出てしまうとも思いました。
そして気持ちを前向きに持たないと、いつまでも自分が言い訳に使ってしまう 不調 に惑わされてしまうので、自分が出来る最大限の取り組みをしなきゃいけないと改めて捉えています。
とは言え現実問題、一番大事なレースに置いている全日本選手権までの時間は極僅かです。これからは自分が成長出来るようにトレーニングと回復のサイクルをしっかり回すようにしていきたいです。
tojのメンバーも絶好調で、チームの流れが良い事は明白です。しかし、レースを画面越しに見ていて、自分も負けていられないと強く思いました。
ここで変われるかどうかは、今後の自分を左右すると自覚しているので、自分なりの全力がどの程度なのか見ていこうと思います。
サムネイル📷: takeharu amano