stage1(Fuji)
distance 77.83km
up 2608m
result 18e +6’43”
今年は3日間開催ということもあり、富士山のヒルクライムで総合成績が殆ど決定するので出し切ってフィニッシュした。新人賞も狙ったものの、対象者に3分の差をつけられてしまい実力が及ばなかった。(topからは約7分)
しかし100%出し切ることが出来、フィニッシュ後は倒れ込んで吐き気がする程だった。こんなに追い込めたのは一年ぶりだろうか。右脇腹の故障が全く痛まなかった事はとても良かったと捉えており、概ねうまくいったステージではあったと言えるだろう。
Stage2(Sagamihara)
distance 113.48km
up 1613m
result 38e
総合上位には入っていないため、ステージ優勝&総合ジャンプアップ狙いで積極的に逃げを狙った。スタートから先頭で行くものの想像以上に余裕がない。
この日のコンディションが万全でなかったこと、逃げが決まる最後の局面で覚悟と判断が足りず、身体を反応させなかった事が原因で乗ることは叶わなかった。それからも良いリズムを掴めず、見せどころのない走りをしてしまった。
正直に言ってうまく行かない、良い点がないステージにしてしまった。逃げが決まりにくい散発的なアタックが続く最初は、決まるタイミングとして集団のペースが落ちた時だという事は感じ取れたので収穫にしていきたい。
Stage3(tokyo)
distance 105.84km
up 50
result 36e
前日の苦い思いと最終ステージということで狙いは完全に逃げに固めた。勿論エースはスプリンターの川野選手だが、チーム全員が逃げる意思を持っていたので、チャンスがあれば出し惜しみせずいくことができた。結果として自分は決まった逃げには乗れなかったが、持てる力は全てだして動けたので後悔はなく、最後川野選手が結果という形にしてくれたのは非常に良かった。
この日はほぼ全ての逃げ集団と追走に弱虫ペダルサイクリングチームとしてメンバーを入れ込むことが出来た。チームの動きとしては勿論、個人としても悪くない動きだったと思う、それでも展開にはまる際の雑さを感じており、チャンスを潰しかねないミスもしてしまったので反省要素も同時に多い、
自分から仕掛ける事は滅多にないものの、展開を把握し、自分の体力と使うべきパワーを理解し、冷静にコマを進めるように走れれば理想だ。
総括
刺激を受けた3日間であった。特に3日目の川野選手の優勝には脱帽。嬉しさがある中に本音は悔しさが強くあり、リスペクトがある、そんな不思議な感覚だ。
まだまだ個人としては故障からの復活の兆しを見て、そこを辿っている途中であり、焦りすぎず正確に取り組んでいく。しかし3日間レースレベルで追い込んで違和感すら出なかったのは何よりも幸せで嬉しさが爆発している。
やっと戻ってきている。やっと走れる。
このまま順調に事が進めば、これら1年の体験は過去のものになり、努力を形にするチャンスが生まれてくるだろう。
最後になりますが、tour of japan開催にあたって尽力頂いた全ての方に感謝を申し上げます。私たち選手にとって走るレース・環境がある事は何よりも幸せな事でしょう。個人としても久々の規模が大きいレースを経験できて楽しかったです。ワクワクしました。
いつもメッセージ、コメント、温かい言葉をかけて下さる方々、これからも鍛錬を続けますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
写真:弱虫ペダルサイクリングチーム
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