霞ヶ浦タイムトライアル
result 3rd
distance 3.7km
time 04:51:13 (+5.37s)
目標
今回の目標は優勝、最低ラインを表彰台に設定していた。距離は3.7kmと短いものの苦手意識はなく走れると確信していた。
展開
コースは前半区間で想像以上にテクニカルなコーナーが連続する面白いものだった。後半は向かい風基調の直線(湖沿い)。
自分のプランとしては短いTTと言えど最低限理論通りのタイムトライアルがしたかったので、コーナーが多く追い風基調の前半は少し余力を残し後半の向かい風区間は全力で踏みぬくことに。
矛盾するようではあるがスピード域の変動が激しいコーナーの立ち上がりは全力で踏み、アベレージスピードを高めるように努めた。(本来のTTであれば逆の理論なのだが、コースの半分でヘアピンコーナー4つは軽視できなかった)。
実際にプラン通りに走り、全力を尽くした結果3位でのフィニッシュとなった。
考察
間違いなく今持っている力は出し切れたと思う。準備もしっかり出来ていたし、一定の納得感はある。
本来であればもう3倍は距離が長いTTを望むが、全員に平等かつ上位の選手は皆同じ事を思う筈なのでその時に戦える様力をつけていくのみ。
また、短時間すぎるTTはデータが不足し、パワー設定が迷いに直結しそうだったので今回は空力の面も含めてサイコンレスでの出走を選択した。これでは一生短時間TTのデータが手に入らないのだが、結局コースレイアウトを考慮したうえで全力を尽くすという事は変わらないので気にしないことにした。
霞ヶ浦ロードレース
result 13th
distance 4.8km x25lap 120km
time 2:46:06
目標
昨日のリザルトを受けてホワイトジャージ(u23リーダージャージ)取得が現実味を帯びてきた。簡単なことではないが表彰台、さらに細分化するならばtop5を目標設定とした。また荒れた展開が想像できるコースレイアウトなので直近ジャパンカップでの反省を込めて常に先頭にいることを意識した。
展開
レーススタート直後からペースアップやアタックが頻発し落ち着く様子はない。序盤に8人ほどの逃げが形成されたがチームからは中島選手が反応。プロトン側も全く落ち着く展開ではなかった為、次の動きを警戒して常に先頭でレースを進める。
日本国内としては珍しい細い道、コーナー、パンチのある登りとベルギーのケルメスの様なレイアウトはまさしくロードレースそのもので、集団が分裂してはそこから更に先頭集団が形成されたり、逆に後ろから合流されたりと目まぐるしい展開が続く。
基本的に脚は良く動いていたので展開に乗る形を続けると、入部選手。草場選手(aisan)、jose選手、小森選手(matrix)、中井選手(shimano)、白川選手(シエルブルー)ら有力選手が揃う先頭集団が形成される。
自分としてはリーダージャージライバルの山本選手(BS)が不在なこともありこれで決めたい意志が強かったが簡単にはいかなかった。
レース中盤で小さくなったプロトンに吸収されるとレースは振り出しへ。アタックは散発的に発生するものの決まらず、岩田選手含む二人が飛び出したところでレースがいったん落ち着いた。
愛三工業がメイン集団をペーシングしていく中で、ランキング上位の弱虫ペダルサイクリングチームも先頭を位置した。数周回この構図のまま距離を消費したところでこのまま遅い展開が続くことを危惧。事前のミーティングで意思疎通はしている中、入部選手主導で攻撃を仕掛けることに。
入部選手が登りセクション手前のストレートで一気に先頭に上がり自分もぴったり続く。そのままチームで固まったまま2コーナーを抜けて踏み続け、集団の分裂を狙った。
作戦は決行されたもののチーム全員が合わせられなかった事、細い登り道の為モトバイクの接近もあり完璧な形とはならなかった。沢田選手(BS)が合わせてきたものの決定的な動きにはならない。
そのままレースが終盤へ向かうとアタックが連続する展開となる。集団は人数を減らしながらペースアップが続けられた。この時点で自分は苦しさが露呈し始め、完全に攻める側ではなく耐える側に転じてしまう。
踏んでも脚が言う事を聞かず、残り2周の登り頂上付近でついにドロップしてしまう。金子選手(グリフィン)と諦める事無く踏んだことですぐに先頭に合流したものの、正直もう脚はスカスカだった。
最後の位置取りも始まりペースが上がると自分は騙し騙し着いていくのが精一杯。先頭集団で最後の登り(残り500m)に入るものの、力及ばずドロップ、13位でのフィニッシュとなった。
考察
序盤から後手を踏まない動きをし先頭集団でレースを進めたり、入部選手主導だが攻めるシーンもあるなど、内容は悪くなかったと振り返る。
しかし実力を大きな割合としながらマネジメント含め、終盤に力を発揮できなかったことは大きな課題だと認識している。自分は南魚沼ロードレースのときもそうだが、身体の限界、一線を越えてしまうとパフォーマンスが大きく低下してしまう事が多い。
そんな事は誰だって同じだとも言えるが、現状その点に関して隔たりを感じているので放置はできず、マネジメント能力の向上で改善出来ることもたくさんあるはずだと考えている。
序盤、中盤のパフォーマンスには一定満足しているので上記の観点のみで話を進めると、絶対値の更新よりも 何発撃てるか、どれだけ高水準のパフォーマンスを継続することが出来るか という点がひとつの課題となってくる。
要は1分走などのパワーはしっかり戦える数字が出ているが、レースにおいて終盤同じ数字を出すことが出来ていないのだ。
これはロードレーサーにとって何よりも大事な要素だと認識しているので、冬に向けて改善策を模索していく。今までの失敗したデータもまとめて自身の弱点を自覚することが出来たので、これを元により成長していきたい。
camera : kensaku sakai
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