result 10th
time 52:05 +1m35s
目標
目標は5位以内。メンバーは自分よりも経験値の多い選手が揃っていると感じたが、踏む区間が多いので目標達成のチャンスはあるように感じた。
また、来年のシーズンに向けて怪我だけはしないように集中して走り切る事も自分にとっては大事だった。
展開
ゼッケンは9番でギリギリ最前列に並ぶことは出来たものの、順位を落としながらのスタートとなってしまった。第一コーナーでもう少し譲らなくても良かったという反省もあるが、琵琶湖のような現象(第一コーナーで落車&ストップ)は御免だったのでスタートの精度を上げてスピードを改善する事に注目していきたい。
そのまま12番前後で走っていると、一番最初の浅いマッドセクションで落車が発生。比較的うまく回避する事は出来たが、前とのギャップが開いてしまう。
そのまま詰めるように、踏めるところは全力で踏んで前を追う。先頭パックは見えているので集中してプッシュしたが、追い付くには至らない。踏める箇所では自分にアドバンテージがあっても、やはり先頭の選手とはコーナー毎に確実な差が蓄積されていった。
序盤はこの動きによって少しバて、失速は無いもののペースが限界値までは上がらない。前との差も変わらず、ミスをしないように集中して走る事に専念した。キャンバーセクションも2回トライしたが、リスクに対して接戦以外では大きなアドバンテージはないと判断したので降車を選択する事が多かった。
残り3周からは確実にエンジンが復活した感覚があり、踏めるところでのギアは一段階上げることが出来た。前から降ってきた中村選手(中央大)と競る場面もあったが、彼は全日本トラックにも出場している疲労もあり、踏む区間では自分に有利に働いた。
そこからは踏める区間ではアタックするように全開で踏んで行く。コーナーは遅くても確実に前は近づいている。しかし、残り2周、残り1周と確実にラップを消費し追いつくことは無く10位でのフィニッシュとなった。
考察など
出せる力は出したが、今回は反省点も多い。まず最初の動きは良くなく、この競技では重要度としてスタートの占める割合が大きく、番手を下げてしまったのは良くなかった。しっかり位置をキープor抜いてスタートしていれば、ある意味もっと楽に速く走れていただろう。
またロード選手としてのくくりとして津田選手(ccf)を追従するべき、しなければいけなかったというのは個人的な感想だ。負けたのは素直に悔しい。
そして今回は自分としてもコーナー毎のクオリティが低かったと振り返る。最後で怪我をしたくないという気持ちや、全日本の緊張等もあるとは思うが、もっとイケイケで乗るべきだった。自分が持っているスキル以上の事は出来ないのは理解しているものの、もっといけただろうという感触が一日経ってもイマイチ抜けない。
こうした先頭絡みでもなく、勝負できない位置での反省は本来とても悔しく嫌いなだ。しかしロードレースよりもタラレバ抜きで現実として受け入れる必要があるcxは面白いとも言える。
また、ロードレース以上に強さがそのままリザルトに出るのは興味深く、今後のひとつの指標となるだろう。
photo : @kasukabevishinfilmz / 弱虫ペダルサイクリングチーム
cxシーズンとして
3か月前この競技に真剣に触れた時に比べれば、テクニックや知識・経験としても数段は良くなっている実感はある。しかし、何年・何十年とこの競技に触れている選手との差は明白なのが現実だ。これは少しやったくらいでは到底埋まるものではない事もしっかり理解している。
そういった事を前提に置き、どう太刀打ちしていくか。どうやったら少しでもcxレーサーとして形にしていくかは自分の中では常に課題で、自分なりにやれる事はやったと言える。
基礎練習を基盤として置いて、コースを走る時はしっかり楽しんで触れていく。たった数ヶ月とは言えそういった時間を積んだのだから、全日本くらいもっと攻めてみても良かったのではないかと考えが残っている状態だ。
仮にそうしたところで勝てるかといったら、まだまだ難しいとは思う。しかしトライや、その中での感覚の気づきみたいなものがとても影響する競技だと感じたのでもっとうまくなる為にはやるべきだった。来年の冬までにはうまくなって、表彰台を争える存在になりたい。
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これにて自分のcxシーズンは終了となります。急遽の参戦とはなりましたが、サポートして頂いた皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。来ロードシーズンでは今年よりも進化した走りが出来ると自負しておりますので、引き続き応援して頂ければ幸いです。
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