distance 1.24km x40 (49km)
time 1h07m
up 310m
result 22
展開
今回はシマノレーシングを筆頭に惜しくも未出走の選手が多く、少ない人数でのレースとなった。常にマトリックスがレースをコントロールし、愛三工業、ブリヂストンもそれに続く形。
2~3人の逃げを逃げと一定の差でレースは移行し、周回を消費していった。序盤は入部選手が逃げていたので、脚を溜めることが出来、中盤も完全なコントロールが入っていたので比較的のんびりレースを進めることが出来た。
残り10周から、入部選手、渉選手、自分で先頭を狙うがマトリックスは体制を崩さない。残り7周のタイミングで逃げが吸収されたのアタックしたが、一瞬で封じられてしまった。出来るだけ前方で維持するが、残り2周で大きくペースアップ。ここまでは何とかなったが残り一周で離れてしまい、22位でフィニッシュした。
振り返り
自分としては判断を誤った反省をしなければならないレースとなった。展開的にも終盤に向けて前を張ることを考えていたが、ペースの上がっている残り7周回の段階でアタックを試みたのは明らかなミスだった。
枚数、力量としても不利な展開だったので、終盤は渉選手と同じようにクレバーにコンチネンタルチームの次に付けて、最後はなだれ込むしか選択肢がなかったと反省する。今までは終盤の展開として小集団の番狂わせの逃げが決まったことはあったが、海外のアマクリテとは異なりjproは組織だったまとめる動きが大きく、一か八かというより結果的に無謀な動きに脚をつかってしまったというのは明確だった。
レースがJproとして、自身がスプリンターでも無いことを考えると、落ち着いてクレバーに状況を判断する必要がある。スプリントが難しい以上、逃げで一位を狙いたくなる気持ちがあったとしても、現実的なシチュエーションを受け入れて立ち位置を理解する必要があった。この条件の場合はまずはtop10を狙う方が賢明で、どこか勘違いに近かった。次回は前方に位置取ることにこだわり、そのなかで状況を読んでいきたい。
反省
僕は自転車選手として、もう少し自分を知る所から慎重になった方が良いと感じる事が増えた。例を挙げても脚質的に比較的何でも出来る、30秒になれば勝ちを狙えるかもしれない、回復力はある、内臓はつよい、位置取りは得意な方、etc…全て基準があいまいで、レースシーンに能力を合致させることがまだまだ出来ていないと感じる。
レースでは心の中で焦る事も多く、突発的な感情に左右されてアタックが我慢できない事が多い。周回コースでの上がり下がりがまだ多く、無駄足が多い。逃げに対する嗅覚・レースシチュエーションに対する嗅覚が全然甘い。など、
今回のクリテリウムの失敗をきっかけに、悔しくても素直に自分のウィークポイントにも向き合ってみた。その中で僕がひとつひとつ丁寧に取り組まなければいけないと思った事を箇条書きで記しておく。今後間違いに気づくことも新しい発見も当然あると思うので、継続的に認識をアップデートしていきたい。
・ひとつひとつのレースを今以上に大切にする
・コース、天候、選手を確認してプランをしっかり立てる
・無謀な行動はしない(チャレンジと呼べない決まる確率が著しく低い行動、自身の能力を超えてしまう範囲の判断、非現実的)
・今までは我慢が足りなさすぎるので、時には我慢する。自分の中で今だと思ったタイミングは、振り返れば間違っている事が多い(早すぎる事が多い)
・自分の現時点の能力(長所・短所)を悔しくても理解する
・※これは大きく戦略に関わるのでウェブでは割愛
・レースシチュエーションをしっかり読み、ひとつひとつ小さな目標を達成していく
・危険な逃げ(メンバー、集団の反応)を瞬時に判断する。後ろから行くととてもダメージがあるので、無理のない範囲で前方を維持する。全て自分だけでやろうとせず、冷静に、レッドゾーンに入りすぎずに。すぐ決まる流れなのか、なかなか決まらない流れなのかは可能な限り読む。
・自分より強い選手が多い事を理解し、しっかり活かす。ローテの時間を短くする、休む。常に重要なシーン、最終盤を意識する。
・上記に被るが、時には我慢がとても大切。焦らず、落ち着いて、余裕をもっていく。
・とにかく自分を過大評価しない。憧れや理想もあるけれど、自分は自分だと理解する。そのうえで、レースの展開にはまっていく事はとても大事。フランスの時からの課題。
・すべてのレースで1位にこだわらない。まだその段階にはいない。しっかり、上位でフィニッシュしてステップを踏む。今は信頼と実績、自信を手に入れる為にも、それが最優先。
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