119km 結果…84位
ステージ2は今回のレースで一番厳しいコース設定だった。獲得標高1600m、15km地点に上り、60km地点の上りから周回に入り、105km地点でもう一度同じ上りをこなすレイアウトだ。
【超級と言える山岳はないが、登りの多いコース。自分には合っているコースが続くtour du pays de vaud】
目標は20位以内。
レースがスタートし最終は前の方に位置取るが、登りを前にしてポジション争いが激しくなり位置を下げてしまう。登りのペース自体は余裕があるものの、序盤で人数が多いため前で登るのは必須だったが失敗した。
登りを終えて下りに入る。前にいたドイツの選手やデンマークの選手が落車している選手もいたが、トラブルなく下りに終えた。
下りの後は集団が一列棒状になったが、逃げを除く先頭集団に戻ることが出来た。
このあとはペースが落ち着き、必要であればボトルをチームカーに取りに行くことが可能であった。補給も済ませて集団前方で走る。
小野寺選手と日野選手がローテーションに加わっているのを見て前に合流するが、仕事と言える量はこなせず少し牽いて集団前方に戻ってしまった。
逃げに乗っていないオランダが先頭を追っていた展開で、日本も逃げには選手を送れていなかったので協力する意思を見せることは非常に重要だったのでもっと協力するべきだった。
60km地点から上りに入ると前に選手が逃げているのもあり大きな動きはない。ブリッジする勇気が無かったが、集団を活性化させて追うには選択肢としてありだったと思う。他力本願になっていた部分もあったので要反省。
【集団】
そのような展開だったのである程度余裕を持ちレースを進めると下りで前輪に異変を感じ、その後の上り返しで完全にパンク。
その場で手を上げて左で止まってしまい、コミュッセールカーに右で止まれと合図されてすぐに移動した。完全にパンクしたので止まったのは正しかったと思うが、一瞬でも左側に止まった事は危険で、前輪か後輪どちらのパンクのアピールも出来ればよかった。
前輪を付け替えて再発進し、チームカーの隊列を抜けていく。集団が徐々に近くなり復帰までもう少しのところでコーナーを含む下りに入る。ここでチームカーの隊列を抜いていけばよかったが、コーナーもありスムーズに抜くことが出来ない。初めてで気持ちが怯んでしまった部分もあった。
その影響で集団と少し離れ、上りでまた詰めるものの追い付くことは出来なかった。
コミュッセールが今回カーぺーサーに厳しかったこと(やめろとクラクションを鳴らされる)、追い付きそうな時にペースアップがあったのも個人的に厳しかった。
しかし事前に最悪な事態(今回はパンクだったが落車、補給食不足、水不足等)のシミュレーションが不足していた事が一番の原因だと思う。今後はコースを頭にいれるのは勿論、上りはチームカーの隊列を使い、下りは自分で抜いていけるようにしたい。
そのまま一人になり遅れた中村をキャッチしてほぼ固定引きで40km先のゴールを目指す。
前から選手が何人か降ってくるがペースが遅いのでパスし、13分24秒差でゴール。辛い1日となった。身体自体の感覚は悪くないので切り替えていきたい。
今後はコースの確認だけでなく、最悪な事態を想定しシミュレーションをしてレースに挑みたい。
【この日勝ったデンマークのLEVY William Blume。ジュニア一年目、1個下の年下だ。こういう選手と戦う覚悟があるかどうかだ。
(ちなみに回復走をたまたま一緒に走ったが、スピーカーガンガンの勢いのある選手だった笑)】
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