Category coupe de france dn3
Distance 152km (15km×10lap)
Up 1346m
Results 60e
コース
難しい/テクニカルな部分は無いオーソドックスなコース。コースの半分が車1台分の広さで、コース半分がある程度広い道路。
風が強く、コースが横風区間、追い風区間、向かい風区間に分けられた。
また一番のキーポイントはラップ残り5km地点のkom(3~400m/平均11%程)で苦戦を強いられた。道は悪く石畳まではいかないものの、パワーの伝達が難しかった。フィニッシュは1~2%の気持ち登っている平坦。
展開
上記の通り、風や大きすぎない道路、またシーズン後半戦である事から大きい逃げ(有力候補を含む)には警戒する作戦。基本的には今回は力を温存し後半に備える役目をthomasと任されたが、後手に回らないように先頭から25番手以内の走行を必要とされた。
基本的にはチームメイトのそばに位置し、チームとして後手を踏まない為にも「go!」と言われたら行くように作戦を立てた。
レーススタートし、先頭はアタック合戦を始める。基本的にlucasとhugoが反応してくれていたのでthomasと位置を上げていく。
スピードの乗る下りでスペースがあったので一気に先頭付近まで上がり、様子を見続けた。
大きい道路が終わり、90度コーナーからの短い登りの区間でアタックが発生。有力チームの選手が反応していたので脚を使わないように何とか合わせる。登り返しで集団が少し割れ、lucasと共に前グループに残る。その割れ際に「go!」と言われたので迷わず先頭に乗った。
最初は20人以上のかなり大きい逃げになった。la pomme Marseilleは見当たらなかったが、殆どのチームが乗っていてタイム差をドンドン奪い始めた。自分はまだ確定した逃げでは無かったので、後ろでサボりながら様子を見続けた。
段々と統制が取れて行くと早々にタイムを差を50秒奪い、ローテーションが始まっていく。ペースは想像以上に速く、作戦等もあると思うが早い段階で合計16人まで人数を減らした。
そこからはメンバー、チーム、足並みを見て覚悟を決めて逃げる事を決意。脚を貯める作戦では無く、もうひとつの「逃げに注意する」プランが現実となった。
【スタート直後から逃げ続ける】
ローテーションは綺麗に回り、タイム差1分前後で逃げ続ける。タイム差が大きく広がらない事から、プロトンでは逃げに乗っていないチームが追っている事が想像出来た。50km程逃げた辺りから何度かタイム差がグッと縮まる事があった。逃げグループはこの度に全力に近いペースアップをし、タイムを差をキープした。
そういった動きにより残り70km地点でタイムは2分近くまで広がった。毎周のkomでペースアップ(又はアタック)があった事と、向かい風区間で脚を使ってしまった為余裕は無くなっていった。
【終盤にかけて毎周激坂でペースが上がった。】
残り50km地点(残り約3周)から逃げグループも動きが変わってくる。ペースが上がりふるい落としにかけるような状態になっていった。その動きで一時的に逃げグループ内が割れたりしたが、自分は先頭で耐える事が出来た。
しかし残り約40km地点のkomで有力チームの選手達がアタック。これに対応出来ずドロップしてしまった。(これに残った5人が先頭でフィニッシュまでたどり着いている。)
そのあとはドロップした選手と4人パックを組んで1分20秒差で逃げ続けたが、全員出しきっているので後にプロトンに吸収された。
そこからプロトンに付くことにやっとで、そのあとのkomでプロトンからもドロップした。
そこからは一緒に逃げていたメンバーと走った後に一人でフィニッシュした。(最下位/60位)
総評
今回の選択は決して間違ったものでは無かったと思う。今回の課題は選択うんぬんよりも5人が逃げきっている結果を見ての反省だと思う。
自分は序盤こそ謙虚に脚を貯める動きをしていたが、逃げグループが回り始めてからは積極的な部類に入っていたかもしれない。
補給を摂ること、水を飲むこと、ギアを一枚軽くする事、先頭付近ではエアロフォームなどは気をつけていたが、率直にサボりが足りなかったと思う。
数回は補給や多少のローテーションのズレでパス出来たが、より力を使う向かい風区間で脚を消耗してしまった。
上手い選手は力のオン·オフが無く、スムーズに回っているようにも感じた。すぐに前の選手をパスする、抜かれたら前の選手にしっかり付く。基本的な事だが強かった選手は長時間の逃げで常に基本が完璧だったと思う。
最後までいけなかったのは悔しく、耐えれていればtop10以内と理想的だったが、経験値·実力どれを取っても一枚上手の選手にしてやられた結果なので、しっかり受けとめて今日のシチュエーションを次の逃げの為にも頭に入れておく。
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