【Report】2021-10/22 全日本選手権タイムトライアル u23

レースレポート

distance… 12km x2lap (24km)
up…460m
result…5th (+39s)

目標


優勝のみ。全日本選手権は勝たないと本当の意味はないので、目標は勝利のみだった。コースが発表されてからシュミレーションし、実際に試走して感触は良かった。

走る前はリラックスは出来ていた。

展開

今回は細かいアップダウンがあるTTレイアウトという認識だったので、踏めるところで苦しくならないようにペーシングする事が重要だと考えた。その為スタートから緩く登る設定な以上、入りからペースを刻んでいく事に。

最初の計測地点では優勝した松田選手と同等でまとめ、少し後半貯める走りで悪くはない一周目のタイムを出す。前の選手もパスできたし、決して悪く無いタイムだった事は理解していた。

しかし、 ここまでは良かったと思えたが2周目に入り想像してたよりも出力が出ていたことからオーバーペースを意識してしまう。後半上げきれないのではないか、など不安が過り若干リズムが崩れる。

中盤からもペースを上げるものの、気持ちよく最高のペーシングを出来ている感覚が薄い。 最終盤はしっかり上げてまとめたが、結果的に総合タイムとしては伸びずにフィニッシュ。第一ヒートだったのでトップで入ったが、ことごとく塗り替えられて5位でTTを終えた。(+39s)

考察など

今回は完全に力負け、そして自分に対して疑いの心があったことが敗因だった。自分としてはありえない、2周目のラップタイムの方が悪い結果となってしまった。これは過去で経験がない結果だ。

そんな中でもどんなにうまく行っても松田選手には勝てなかったと思うし、年下の留目選手にも勝てなかったと振り返る。これはもはや煮詰めた空力でもペーシングでもなく、そもそも単純な脚の差があったという事は受け入れている。

二周目に入ってペースを気持ちよく上げられなかった事は強く悔やまれる。自分の実力を自分が信じてあげられなかったことが、ペースアップを邪魔してしまった。今までそういった事が無かっただけに物凄くショックだったし、全日本選手権で最低限まとめるような結果につながったことは反省しなければならない。 心の中では緊張していたり、ナーバスになっていた部分があったように思える。

今の僕の状況でこの結果だったという事を全て受け入れて、努力を続けようと思う。来年は勝負の中の勝負。絶対に勝ちに行くと言えるくらい、妥協無く進めていきたい。やれる事はたくさんある。いまから楽しみだ。

空力、装備、アイテム。勝てる要素は充分だった。ただ力が足りず、自分に負けた。

photo : Kensaku sakai / 弱虫ペダルサイクリングチーム

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