Category 2,3,j
Distance 11km x8 92km
Up 1340m
Result 27 peloton
コース
一周11kmの大きめのラップを8周するレース。緩めの山岳地帯を使ったレースなので平坦は少なく、殆どが緩い登りと緩い下り。
ホームストレートは登りで、越えたところで狭いヘアピンがあり、そこから3km程の峠が始まる。難しい箇所、テクニカルなポイントはなし。
展開
カテゴリー2の中でも大きめのレースということで、前回のレース同様慎重に進めた。アタックは散発的に見えたので集団内で無理なく余裕を持って走った。
最初からハイペースだとは感じなかったが、一回チームメイト2人を含む逃げが決まり集団のペースはさらに落ちた。ここからは追走のアタックがかかるものの難なく対応した。この辺りは基本的に痛みは発生せず、久しぶりによい感覚のまま走れた。
中盤で逃げをキャッチし、ここまでは悪い動きはなくレースを進めることが出来たが、残り2周のタイミングで少し気を抜いた時にチームメイトを含む強力な逃げを山岳で行かせてしまった。
勿論何も悪い形ではなかったが、序盤大人しくしていた事と痛みが無い状態だったので久しぶりに戦闘でやってやろうと考えていたのでミスだった。
その後すぐブリッジをフォローする形をとったもののペースが遅く、単独ブリッジに切り替えたが、後続も人数を減らして追いついてきたので諦めてしまった。
というのもチームメイトにフォローに専念しろと言われてしまいそちらに切り替えてしまった背景もあった。
本音としてはvo2max域では明らかに自分が速かったので、そこからもう一段階上げて単独ブリッジし、先頭で3人態勢という固い状態を作りたかったし勝負したかった。少なくともそれが出来たとは思う。
ラスト1周前はフォローを行い、1人の選手と飛び出た。結果的に2人で逃げには追いついたが、その時には予想通り既に先頭で精鋭のアタックがかかっていて抜け殻に追いついただけだった。
そこからは集団にキャッチされて逃げを除くスプリントになったがここ二か月近い練習不足も影響して足がなくなってしまっていた。そのままプロトンフィニッシュだった。
考察
今回も痛みは気にしなければならないし、様子見も兼ねているので慎重に走った。
前が完全に有利なレースでない事は走っていてわかったので序盤は動かず、最小限のパワーで走った。その為か痛みは全くなく、徐々に次の動きを考える方向性にスイッチ出来た。
終盤は完璧に当てはまらなくて、中途半端になってしまった感はある。しかし直近のレースや今回のレースの目的はあくまで怪我を回復させる為のブロックのうちの役割の一つなので、むしろ身体に負荷をかけられたこと・痛みが最小限で行えたことは本質的にはプラスと捉えている。
痛みによる試行錯誤でここ2か月の練習量は過去最低に落ちていたが、全く走れないような状態ではない。勿論コンディションも全てが落ちているのは明白だったが、しっかりとトレーニングを再開していければすぐに整っていく感覚があるので落ち着いている。
寧ろコロナに入ってからのトレーニングの成果なのか、2~5m域は良い数字すら出ている。
難しい事を抜きにして、痛まずに高強度域を駆け抜ける事が出来たのが本当に本当に嬉しかった。逆にここ2か月は練習もレースも常に痛みが付きまとっていたし、常に考えさせられていて、一瞬でも解放されたような気持ちになった。
まだ完治した訳でもないし、やることはある訳だけど、最初の試行錯誤・原因すらわからない状況に比べれば少しずつ進んでいると言えるだろう。
慎重に続けていきたい。
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