こんにちは。香山です。今回は度々発信している怪我・痛みについて見えてきたことを報告します。
前回の記事の通り最初は怪我の原因は愚か、何故症状が出たのか、何がトリガーなのか、回復に向かうには何が最適なのかもわかりませんでした。
しかし物事を進めるにおいてその時々のリアルタイムのメモは役に立つという事は理解していたので、試行して起こったこと・その時の考えは常に残していました。
外部の損傷なし、目に見える異変なし、CT・MRIを撮っても異常なしと原因が掴めない時間帯が続きましたが、今回St etienne loire DN1チームでも活動しているのスポーツ医師の方に見て頂き、データと現状を元に方針がやっと固まってきました。
MRIやCTで異常はなかったものの(寧ろ驚く程綺麗)、結局詳しく身体を触ってみたら左右差があるみたいで、それが悪さの原因だという説です。
勿論身体を打ち付けるようなアクションは一切なかったのですが、消去法でコロナ期のHTによる高強度なトレーニングと体幹トレーニングが原因の一つと言えそうです。
これから試すのは身体の左右差を取り、全筋肉が正常通り機能し、負担の大きかった肋間筋の痛みが軽減されるかを観察していきます。
今日既に行ってきたのですが、去年に落車したときに見てくれた完全に1体1の整体の先生に診て頂きました。
効果が充分に見えてくれば継続を、効果が薄ければMesotherapy治療(簡単に書くと:内部・肋間筋に注射をし緩め、高強度時の過度な緊張を軽減する)に移行していく算段となります。
痛みの症状が緩和していく間はトレーニングとしてLSDを取り入れ感覚・先日のレースで痛感したベースを取り戻していきます。
ここでしっかり長時間も走ることが出来ればまず一歩で、高強度にも復活できると考えています。
すべて日本では行わないような密度で進み、日本では実際「わからないね」という結論で終わっていたので具体化できた事は大きなモチベーションになっています。
ここ2ヵ月は色々な情報(結論的に正しいものも、そうでないものも)に触れ、色々と試行をして消去法を辿った日々でした。トレーニング量は毎週半分以下に落ち、中身も薄いものとなりました。
やれる範囲のことは妥協無く行いましたが、まずその範囲が圧倒的に小さかったのです。
その中で得られら物も多くて、僕の信念である『決断した方針で妥協無く取り組み続ければ確実に達成に近づいていく』(言い方はなんでもアリです)の体現でもありました。
ここまで正解・答え・それまでの方向性が抽象的な事案は初めてでしたが、それでも出来る事を確実に具体化して進めました。
まだ完治したわけでもないし、悪化する可能性をだって充分あります。しかし確実に進んでいる事が僕にとっては重要で、その為の後退なら受け入れるしかないし、今後もっともっと経験すると考えています。
勝負はここから ではないんだけど、まずは具体化したプランに沿ってみて引き続き慎重に物事を進めていきます。頑張るぞ~。
最後に翻訳から手続きまで治療の協力に尽力してくれたtom bossis氏、clement ceyret氏、vc corbasの関係者には感謝申し上げます。一人ではなにも出来なかったと思います。ありがとう。
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