4.8km×18 85km
結果…完走中ビリ??
今回はベルギーに来てから初のケルメスだった。到着してから2日間軽めのトレーニングを行い、4.8km×18のレースに挑んだ。
コースは細い道と広い道に大きく別れるレイアウト。ホームストレートを終えると左にヘアピンコーナーで、2台通るのがやっとの細さだ。そこからは細い道が続き、広い道に出てからはまた左ヘアピンコーナーで軽い登りがある。そしてホームストレートに帰ってくるレイアウトだ。
最後の登りは斜度こそないが、ヘアピンコーナーのため0スピードから全開もがきなので苦手と言える設定だった。
【ヨーロッパのレースの雰囲気は最高だ
Photo:橋川さん】
レーススタート。スタートと同時にペースが上がり、逃げを狙う選手が次々にペースを上げる。1周目はコースを覚える目的で安全にこなす。2周目からは前方に位置していくと3人の逃げ集団でき、2人がブリッジしたので付いていく。すぐに逃げに加わったがペースが落ち、その中から1人がアタック。これに反応し2人逃げが始まった。
逃げのペースが明らか速く、たまにメーターを見ると45km/hくらいは出ている感覚。ヘアピンコーナーも2ヶ所あるので立ち上がりがとても速い。一番スピードが出るストレートでは52~53km/h程。
流石にフライト後のレースだからか実力なのか、早々心拍数がドンドン上がりきつくなる。結果的に約2周逃げたが自分がオールアウトしてしまい、牽く時間は少なくなっていった。そのまま吸収され集団で息を整える。4周程消化してやっとある程度回復。しかしダメージも予想以上に大きいのか、あまり前に上がれない。
【追走で人数が増えることを望んだが2人逃げに。きつかった。】
周回を消化していくものの予想以上に早く脚がきつくなってくる。50km地点まではある程度余裕があったが、ここから段々厳しい展開が始まる。
まず両前太ももがピキピキし始める。自分は最近脚がつってしまうのが悩みで、脚を労りながらマッサージして走る事を意識。
2つのヘアピンコーナーの立ち上がりがキツくなってくる。太ももがピキピキしているのでハムストリングやお尻にかけての筋肉を使うように意識してなんとかこなす。
このとき順位を5~7番手くらい落としてしまうので、ホームストレート後の集団が落ち着く場所で出来るだけ位置を戻せるようにした。
残り3周で脚が終わり始める。力が入らず”もういつでもつれますよ”状態になる。なんとか誤魔化して走り、残り2周へ。ここで完全に脚が終了し、両前太もも内側がつる。イメージは常に誰かに掴まれているような感覚だ。しかしパワーは出ないが痛みは無いので何とか走り続けることは出来た。
最終周回。このあたりで集団からちぎれ始める。パワーが出ず、どうやっても集団からドロップしてしまった。単独でゴールを目指すが、途中で限界を迎え右ふくらはぎと左ハムストリングを激しくつる。ボコン!と筋肉が収縮して激痛を伴うものだ。
何度経験してもとても痛かったが、逆に慣れてきたのかバイクを降りる事なく筋肉を伸ばして走り続ける。そのまま単独でゴールした。
ベルギーに来てからの初レースにしては逃げにも乗れたし、完走は出来たので良かったと言えると思う。しかし、序盤の逃げでオールアウトしているので、能力が不足しているように感じるし、終盤限界を順位を争うことなく迎えているのは少なからず関係していると思う。
しかしベルギーのレースに関しては序盤の逃げが決まることもあるし、心拍に対して非常に高い刺激を加えることが出来た。
かなりナーバスな雰囲気が漂うレースだったが落車もなかったので総評としては良しとしていきたい。
(やっぱりベルギーのレースは速い😓)
しっかりリカバリーし、次のレースに備えていこうと思う。
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