121km ラインレース 結果…DNF
初めてのラインレース。UCIレース。今までとは雰囲気も違う。天気は晴れ。気温も高く暑かった。
ギアチェックを受けて並び、レーススタート。良いペースで集団は進む。度々集団が急にストップする場面がありブレーキシューの焦げ臭い集団で走る。uciレースなだけあり、密着度が高く簡単に前に出られない。集団真ん中で距離を消費し補給食もしっかり摂取した。
55km程の地点、この後道が狭くなることは事前の試走でわかっていたので位置をあげていく。しかし日本のレースとは違って少しずつ、集団を縫うように選手をどかしていくしかない。
これが誤算で徐々にしか前に出られなかった。そして細い農道に入り一列なのでペースも上がる。そして5人くらい前の選手が落車。自分もブレーキをして止まることが出来たが、後ろに突っ込まれ他の人のハンドル(?)が右ふくらはぎに刺さる。脚が痙攣してしまったが、とりあえずバイクを持って乗り走り始める。アドレナリンやオイルの効果もあって誤魔化して走りつづけ、橋川監督にカーペーサーをして頂き落車を食らったがすぐに復帰できたグルペットに加わる。そこで少し走り続けたが段々痛みが出てきて走れなくなりDNFだった。
今回のレースは一生忘れられないであろうものになった。勿論本番のレースでの雰囲気、密着度、流れと得るものは非常に多かったがやはり今は悔しさが大きい。
集団落車に「巻き込まれた」と思っていたが、そもそもその考え方が間違っていた事を橋川監督に言われて初めて気づいた。「強い選手は脚を使って前に位置取っている」自分のレベルの人間が集団の楽なところでのんびりしてる場合ではなかった。レースに対する意識が全く変わったと思う。
「これがヨーロッパか」と感じた。火がついたというか、目が覚めた感じだ。今後は積極的に走り、失敗を恐れず、かつ考えてレースを運べるようにしていきたい。
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