2018-12/31 香山飛龍 2018年総まとめ

Hiryuブログ

017年は海外を初経験し、「意識が変わった年」と締めくくりました。早いものでジュニアカテゴリー最後の年、2018年ももう終わりです。今回は2018年の自分をを振り替えってみようと思います。🔥🔥

2018年最初のレースは2/10のアジア選手権ジュニア🇲🇲(ミャンマー)。

ジュニアとしてナショナルチームの活動を開始して出場したレース。沖縄の合宿を通し早めのシーズンオンになった。ミャンマーは気温が高く日本の冬とは正反対な為室内温度を合わせてローラー練習するなど対策をする事となった。自分としての仕事もチームとしてとの動きも良く、ミスが無い形でエースを勝たせることが出来た。強いて汚点を言えば3位争いも日本チームが狙えた事だろう。

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【エースの為のアシストという仕事がある、チームスポーツとしてのロードレースを初めて走った】
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【チームとしての雰囲気も良く楽しかった】

帰国後はもう一度休みを入れ、3月jbcf修善寺e1を表彰台で終えた。選抜大会はロードこそ不発だったが3kmIPで2位。3分37秒。

ここで自分の中で考えている事を初めて文にした。プロ選手を目指すにおいてジュニアカテゴリーの日本人である自分がレースにおいてどうしていけば良いかを書いたものだ。

2017年に比べ頭を使い始めた、と言えば良いだろうか。勿論トレーニングメニュー、機材、身体の事等の知識を増やそうと試行錯誤し始めたが、何よりも“自分が今何が出来るか” “自分で考えて間違ってたとしてもやってみる”精神が芽生えた感じだろうか。

ナショナルチームに入って柿木コーチから理論的な影響を受けた事やTomと面識が出来てヨーロッパの常識的な事からトレーニングまで教わったりした事が大きかったと思う。つくづく周りの人間に助けられていると思う。f:id:hiryubmc02:20181231184044j:image
修善寺e1】
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【選抜大会。機材を含めぶっつけ本番に近かったがTTは大好きなので上手くいったと言えるだろう。空力大事。】

そして4月のチャレンジロードを9位と県総体ロードは全周逃げで優勝、疲れが若干目立つ中終える。あとはネイションズカップへ向けてのトレーニングか。
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【県総体。力で独走に持ち込む選手に憧れてる。】

5月は人生で初めてのネイションズカップ🇫🇷🇨🇭。今思えば人生の分岐点となったレースだ。柿木コーチから本当に大きな事を学んだ期間だった。人として成長した、と書けば正しいかな。フランスのレースは自体は散々だった。今思えば準備が足りて無さすぎた。本気度が足りなさすぎた。根性論的な意味は無く、知識面、身体面において大幅に遅れを取ってたいた。詳しくはレポートを参照して貰いたいが今現在の感想としては「何も足りてなかった」に尽きる。

しかし、確実に得るものがあったのは事実。

得るものがありました~経験値が~で終わらせないと決意したのもこのレースだ。

フランスはDNFで終わり、正直メンタルがイカれそうだった。でも柿木コーチは次のスイスでの走りに期待していてくれた。アドバイスも適正だったからこそ心は前を向きスイスに照準を置くことが出来た。スイスに移動してからは集中出来ていた。結果は最高位で25位だったが、確かに掴んだものがあった。フランスで心が折れかけヨーロッパの挑戦を諦めたが、スイスでは真逆の心境だった。

長く悩んだ進路選択だったが、今思えばこの遠征によって自分の進路は決まっていたのかもしれない。

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【ネイションズカップ遠征、ありがとうございました。】

スイスはパート1~4参照

6、7月は関東大会3kmIP優勝(3分33秒)、全日本TT2位(+7秒)。全日本ロードは上手くいかず反省点を活かして7月の石川ロードで優勝。今年はとても暑くて苦労したのを覚えている。

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【全日本TT】
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【石川ロード。津田選手とは今後また戦いたい】8月は忙しくインターハイを3kmIPを3位(3分27秒)、ロードを5位で終える。進路の選択の締め切りが近く集中出来ていたかと聞かれると微妙。

その後IRC-eurasiaアカデミーのベルギー遠征🇧🇪で5レースに参加し最高位3位、UCI1.1のレースで13位でフィニッシュ。間違いなく2018年で一番コンディションが上がっていた時期だろう。

去年のベルギー遠征はDNFばかりだった。目に見えて通用していなかった。悔しすぎて今でも部屋にゼッケンプレートを飾っているが、去年dnfに終わったuciレースが本当に悔しかったのを覚えている。それを反省に変えバネにして今年は改善が見られたので良かった。
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【タイム競技に関しては空気抵抗を極限まで減らしたい】
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【ヨーロッパのレース楽しすぎ。】

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【去年はdnfばかりだったので一歩だけステップアップ。】

9月の上旬はtour de DMZ🇰🇷に参加。コンディションの低下を感じるレースになってしまう。勿論平坦の多いベルギーを走りヒルクライムの練習が充分に取り入れられなかったのは要因だが、連続の移動や疲れも確実にあり上手くはいかなかった。

トレインを引く、逃げに乗る、アタックをマークする等最低限の仕事は行ったものの総合争いには加われずモヤモヤしたレースになった。小さいミスで落車してしまった事も繰り返したくない。
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【Tour de dmz。チームにもっと貢献した上で、活躍したかった。】

9月下旬は一番焦点を当てていた世界選手権🇦🇹。結論から書くと「自分の中のものがまた一段階変わった」レースになった。

自分は去年から世界選手権ジュニア(ベルゲン)を何度も何度も見て、ナショナルに入ってからは出場するという事をまず第一にスケジュールを組んだ。

メンバーに選ばれてからも最大限やれることはやったつもりだ。コースを頭に入れ、練習にてコースの対策、練習の為に学校だって休んだ。とにかくやれることはやったが通用しなかった。40km地点の落車で追走の遅れパックで走り、残り一周の地点でDNFとなった。レースは両足を攣りながら走った。常にとても痛かったし、DNF直前では眠気すら感じた。でも諦めるという気持ちは一切無かった。補給は摂っていたが世間一般的にハンガーノックや限界というのだろう。

remcoが強いとか、コースがキツイとか、そんなことは解りきっていた。現状に対し何が出来るかを考えてやってみたが全く通用しなかった。それが当時、DNF後の答えだった。

では何かを変える必要がある。僕は以外にも切り替えが早かったように感じる。

それは決して悔しくないだとか、レースを甘く見てるとか、戦う気がないとか、そういう訳じゃない。時間をかけトレーニングをし、全力を振り絞ってDNF。悔しくない訳が無い。

なにより今年一番傷ついたレースでもあった。僕は負けるのが大嫌いだし、やってきた努力を否定されるのが何よりも嫌いだ。それだけ時間を費やしている。僕を口だけだと思うならそれで良い。人の前で悔しさを露にしてムードを壊し、泣きわめくような人間になる気はない。通用しなかった悔しさは練習とレースでこれでもかという程にぶつければいい。僕が負けてただヘラヘラしてる人間に見えるのならそう思ってて良い。

何故こんな事を書くかはご想像にお任せする。

今は世界選手権を終えてから色々な細かい事を気にし始めた。すべてをコツコツ変えてみようと思った。

o脚の改善、脚の裏の外側でペダリングする癖を改善、ふくらはぎに頼る癖の改善、身体の可動域の強化、日頃から左右バランスを気をかける、体幹レーニングの追及、一日の身体の使い方の発見を日記としてつける、腸腰筋の強化、エンデュランス強度長時間による心臓のベース強化…何もかも変えるつもりで挑んでる。

効果が出ているのかはまだ答えではないが、12月の大磯クリテリウムの逃げは1ヶ月エンデュランス強度の練習しかしていないにも関わらずあまり苦しくなかった。

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【全力だった。他の誰よりも悔しかった。絶対にこのままでは終われない。】

10月。進路を決定した。間違いなくネイションズカップと世界選手権の影響だ。その上で色々な人に相談して知識を増やし、自分で考え、最後は自分で決断できた。だから今はとてもスッキリした気持ちだ。

ジャパンカップは何とも言えない21でゴール。

ここから3週間の完全休養を入れた。最後の最後でちゃんと高校3年生の生活を送れたようで楽しかった。そのうち高校生活編とかブログにしようと思ってたがもう終わってしまう…。
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【来年が楽しみだ!】

11月はシクロクロスに参戦。バイク自体は二年前に格安で譲り受けて所有していたが、本格的にレースに出始めたのは今年だ。

野辺山を終えカテゴリー1に上がることは出来たが、まだまだ経験とテクニックが不足。

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シクロクロスはまだまだビギナー。速くなりたい。】

12月は宇都宮シクロクロスでトップ選手を見て上手くなりたいという気持ちが芽生えた。来年の冬はどうなるか。

ロードとしてのオフトレを本格的に開始して上記の通り長時間エンデュランス強度で乗る時間を増やしている。来年はU23。勝負の世界だ。
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【宇都宮シクロクロス。まだまだトップの背中は遠い。

シェネル選手はとても気さくな方でフランスでまた会えたら良いなとか思ったり。】

と、大雑把に2018年を振り替えって見ました!長々とありがとうございました。

やはりネイションズカップ、世界選手権に参加して考え方が大きく、大きく変わった年になったと思います。大きな結果こそ残せませんでしたが、毎年ステップアップするという目標は達成できたと思います。

今年はプロを目指す進路に進むことを決意しました。色々な壁が待ち構えていると思いますが、選手としても人としても成長出来るように常に最善を尽くしていきたいと思います。色々な人にお世話になり、競技が出来、挑戦出来ることが幸せです。来年が楽しみで仕方ありません!

それではよいお年をお迎えください!

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【ありがとうございました😆】

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